小説『ふたたび白衣の未来へ』 登場人物



■ 主人公

佐伯 真理(さえき まり)|40歳前後・元中堅看護師/現在は専業主婦

  • 元・井上総合クリニック所属の看護師。育児を機に退職し、専業主婦に。

  • 看護師としてのキャリアには誇りを持っていたが、ブランクが長くなり自信を喪失。

  • 子育てが一段落した今、「もう一度働きたい」という思いが強くなるも、フルタイムには不安を感じている。

  • 院長から「週2正社員」という選択肢を提示され、復職への一歩を踏み出す。


■ 医療側・病院のスタッフ

井上 和宏(いのうえ かずひろ)|50代後半・井上総合クリニック 院長

  • 地方都市で19床の入院設備を持つ地域病院の院長。

  • 患者にもスタッフにも誠実だが、医療・経営の両立に頭を悩ませている。

  • 看護師不足に常に苦しみ、ハローワークにも反応がなく、人材紹介会社に100万円超の紹介料も払えず困っていた。

  • 新聞記事をきっかけに「週2正社員制度」の導入を模索し始める。

杉山 恵子(すぎやま けいこ)|50代・看護師長(ベテラン)

  • 現場を長年支えてきた頼れるベテラン看護師。

  • 厳格で責任感が強く、現場の実情を熟知しているからこそ、短時間勤務者への不安と不満を抱く。

  • 「週2で責任を持てるの?」「現場の負担が増えるのでは?」というスタンスで制度に懐疑的。

  • だが、真理の復職とその姿勢に触れ、少しずつ考えを変えていく。

川原 あかね|30代・週2正社員看護師

  • 別の病院で既に週2勤務を実現している先駆者。

  • 真理が見学や付き添いで出会い、その働き方に感銘を受ける。

  • 明るくしなやかで、型にはまらない働き方を自然体で実践している存在。

青木 優花(あおき ゆうか)|20代・パート看護師

  • 若手でパート勤務中。責任は最小限、という姿勢で割り切って働いている。

  • 当初は「週2正社員なんて、中途半端じゃないですか?」と懐疑的だったが、真理の復職後、考えに変化が起こる。

事務長・加賀(かが)|40代後半

  • 病院の財務や労務を担う現実派。

  • 院長の理想には基本協力的だが、「制度設計には社労士とキャリアコンサルタントの支援が必須」と冷静な視点も持つ。

  • 現場と経営のバランス役。

 

■ 支援・専門家サイド

  • 池元 南(いけもと みなみ)|40代前半・キャリアコンサルタント(女性)
     → 現場ヒアリングや職場復帰支援に積極的。真理の再起に伴走する存在。

  • 津森 真彦(つもり まさひこ)|50代・社会保険労務士(男性)
     → 制度導入の法的整備を担当。理論派で少し堅いが、信念を持っている。


■ 医療外・キーパーソン

  • 高梨 美穂(たかなし みほ)|40代・保育園園長/真理の友人
     → 子育てや職場運営を通して“多様な働き方”の必要性を肌で感じている。
     → 入院を機に週2正社員制度と出会い、後に保育現場でも柔軟な運営を模索する

💬補足:人間関係図的には…

  • 井上院長 ⇔ 杉山看護師長(現場のリーダー、価値観にズレあり)

  • 佐伯真理 ⇔ 井上院長(元部下と上司、信頼はある)

  • 佐伯真理 ⇔ 美穂(社会の働く現実を共有する立場)

  • 佐伯真理 ⇔ 若手看護師(“未来の働き方”に気づきを与える存在)

 

 

 


 


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