福祉・介護士編『ふたたび介護の未来へ』を公開しました

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福祉・介護士編『ふたたび介護の未来へ』を公開しました

オンライン小説「ストーリーで学ぶ『週2正社員』」に、福祉・介護士編『ふたたび介護の未来へ』を公開しました。看護師編、保育士編に続く、三部作の完結編です。

今回の舞台は、地域の小規模デイサービス。主人公は、十年以上この仕事を続けてきた介護士・佐々木佳代です。娘の受験と母の介護が重なり、フルタイムを続けることが難しくなった彼女は、退職を考えはじめます。

物語のもうひとつの軸が、「キャリアパス加算」です。介護報酬は国が決める公定価格で、事業所が単価を上げることはできません。増収の道は加算しかない——だから多くの現場が、ネットで拾った雛形に施設名を入れ替えて申請書類をつくっています。

「キャリアパス加算って、結局、何のためにあるんですか」

施設長のその問いに、市の担当者も答えられませんでした。答えを探すなかで見えてきたのが、「辞めさせない仕組み」ではなく「活躍し続けられる仕組み」という視点。そして、時間ではなく役割で責任を定義する、短時間正社員という働き方でした。

制度の話でありながら、その先にいるのは、いつも人です。辞めるしかないと思っていた人に、もうひとつの選択肢が生まれたとき、現場がどう変わるのか。全10話に、プロローグ、エピローグ、あとがき、そして施設長・院長・園長たちが本音を語る番外編を加えてお届けします。

各話には水彩画の挿絵も添えました。あわせてお楽しみください。