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社労士さんや人事担当者の方にこの話をすると、たいてい「え?」という顔をされます。
正社員なのに雇用保険に入っていない?そんなことあるの?
そう思われるかもしれません。
でも実は、厚生労働省の通知で示されている「短時間正社員」という考え方をたどっていくと、そのようなケースが存在し得ます。
私は長年、「週2正社員」や「短時間正社員」という働き方を提案してきました。
すると、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。
でも私は逆に聞きたくなるのです。
そもそも、正社員って何でしょうか?
多くの人は、次のようなイメージを持っています。
しかし、それは本当に本質でしょうか。
会社にとって正社員とは、長く一緒に働いてほしい人であり、理念や目的を共有する仲間であり、教育や成長の対象となる人ではないでしょうか。
もしそうであるならば、「何時間働くか」だけで正社員かどうかを決めるのは少し不思議な気もします。
短時間正社員という話になると、「子育て中の人のためですよね」「介護をしている人のためですよね」と言われます。
もちろん、その通りです。
フルタイムでは働けないけれど、責任を持って働きたい人はたくさんいます。
子育て中の人。介護をしている人。病気や障害と付き合いながら働く人。学び直しをしている人。副業や地域活動に挑戦している人。
そういう人たちにとって、短時間正社員という選択肢は大きな意味があります。
でも、それだけではありません。実は企業側にも大きなメリットがあります。
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今、多くの企業が人手不足に悩んでいます。
「求人を出しても応募が来ない」そんな声をよく聞きます。
しかし本当に人がいないのでしょうか。私は違うと思っています。
子育てや介護をしている人。一度退職したベテラン。地域で活動したい人。
そうした人たちは働く意思も能力もあります。
ただ、今の雇用制度がその人たちを受け入れにくいだけなのです。
週40時間働ける人だけを探し続けるのか。
それとも、週2日でも週3日でも力を発揮できる人を仲間として迎えるのか。
企業はその選択を迫られているように思います。
さらに最近はAIの進化もあります。
私の業界では、数年前に10人でやっていた仕事を1人でこなせる場面が増えてきました。
人手不足と言われながら、一方では人が余る仕事も出てきています。
これからは、長時間働くことではなく、必要な時間で成果を出すことの価値が高まっていくでしょう。
そう考えると、「正社員=40時間」という前提そのものが見直される時代に入っているのかもしれません。
私は本当は「みんなが幸せに働ける社会」と言いたいのです。
でも最近は、幸せという言葉を使うと少し構えてしまう人もいます。
だから私はこう表現したいと思います。
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平成21年6月30日の「保保発第0630001号」は、単なる制度通知ではありません。
私はそこに、「正社員とは何か」を問い直すヒントが隠されているように思います。
正社員とは、長時間働く人のことなのか。
それとも、会社と未来を共有する仲間のことなのか。
もし後者だとしたら、週2正社員や短時間正社員は特別な制度ではありません。
これからの時代の当たり前になるのかもしれません。