飯塚地域雇用創造協議会にて「多様性活用編」セミナーを実施しました

2025年11月13日、福岡県飯塚市の 福岡ソフトウェアセンター にて、
飯塚地域雇用創造協議会主催の「人と組織が輝く職場づくりセミナー(A-4)」の第1回として、
平井良明(株式会社イーハイブ代表取締役/一般社団法人中小企業事業推進機構 代表理事)が
「多様性活用編:多様性で企業力を高める」をテーマに登壇しました。


■ セミナー概要

今回のセミナーでは、
短時間勤務・介護や育児との両立・世代や性別を超えた人材活用といった、
現場で求められる“多様な働き方”の実践方法について解説しました。

特に、企業の人手不足が深刻化する中、
「週2正社員制度」を活用した柔軟な人材確保・定着の重要性 を中心に、
制度設計のポイントや導入事例、仕事の切り出し方などを紹介しました。

参加者からは、実際の業務に置き換えながら、
「短時間でも担える役割」「任せられる業務構造」について考えるワークを行い、
多様な視点からの意見交換が活発に行われました。


■ 参加者の声(アンケートより抜粋)

参加者16名からは、以下のような声が寄せられました。

  • 「ちょうどこんな働き方ができないか考えていたので、とても良かった」

  • 「新しい考え方を知ることができ、視点の転換につながった」

  • 「求職者・業務・キャリアの関係性を整理する機会になった」

  • 「短時間社員制度の具体的な重要性が理解できた。社内検討に活かしたい」

  • 「地域の人材不足に対し、週2正社員という選択肢が大きなヒントになった」

  • 「多様性が求められる現代で、自社の役割分担を見直す良いきっかけになった」

満足度は非常に高く、多様な働き方への関心の高さがうかがえました。


■ 地方都市・飯塚での取り組みの意義

飯塚市は、平井自身が大学時代を過ごした土地でもあり、
今回の会場である福岡ソフトウェアセンターは、
当時の通学路沿いに新設された施設です。

セミナー終了後には、大学時代に住んでいた借家の大家さんでもあり、
高校2・3年時の恩師でもある先生へ挨拶する機会もあり、
地域とのつながりが改めて深まる機会となりました。


■ 今回のまとめ

地方企業が抱える人材不足や採用難は、
もはや一企業だけでは解決が難しい社会課題です。

しかし、多様な働き方を柔軟に受け入れることで、
「働ける人材」は確実に増えます。

今回の飯塚でのセミナーを通じ、
週2正社員制度は地方企業にこそ大きな可能性をもたらす
という確信がさらに強まりました。

今後も一般社団法人中小企業事業推進機構では、
各地域での導入支援・研修・制度設計を行いながら、
多様な働き方を実現する企業づくりを進めてまいります。