週2正社員・短時間正社員に関心をお持ちのみなさまに、和歌山県での取り組みをご紹介します。
和歌山県では、厚生労働省の委託事業として「短時間正社員制度」の導入を支援する特設センターが設けられています。短時間正社員制度とは、フルタイムより短い労働時間でも「正社員」として処遇される制度で、厚生労働省が推進する「多様な正社員(勤務地限定・職務限定・短時間)」のひとつです。
この仕組みを導入することで、介護や子育て、副業、農業などと両立しながら安心して働ける環境を整えることができます。社会保険にも加入でき、長時間働くことが難しい人でも「正社員」としてキャリアを積むことが可能になります。
介護事業所での導入
訪問介護職員に短時間正社員制度を導入し、職級と雇用区分を連動させる仕組みを整備。経験やスキルに応じて処遇改善加算が反映され、キャリア展望が明確になったことで、人材定着にもつながっています。
農業と短時間正社員の両立
新規就農者が農業収入だけでは不安定な中、短時間正社員として企業に所属することで収入が安定し、社会保険の安心も得られるようになりました。地域企業と農家が連携して人材シェアを実現し、地域の雇用課題の解決にも貢献しています。
和歌山働き方改革推進支援センターでは、次のような支援が無料で受けられます。
制度設計に関する無料相談
専門家による訪問・オンライン支援
就業規則や労働条件通知書の整備支援
均衡処遇やキャリアアップ助成金活用のアドバイス
詳細はこちらからご覧いただけます。
https://hatarakikatakaikaku.mhlw.go.jp/consultation/wakayama/